C 机・椅子の工夫
本校では、児童生徒の実態に合わせた支援具を活用しています。その一例が、教科学習などの場面で使用される机・椅子です。歪んだ姿勢が続くことで身体に変形が生じてしまう恐れがあります。また、姿勢が整わないことで注意をうける経験を積み重ねてしまい、児童生徒が自信ややる気をなくしてしまうことが心配されます。これらの机・椅子の工夫を行うことで、姿勢が保ちやすくなり、筆記や机上での活動で本人の力を発揮しやすくなります。また、学習に集中しやすい環境が整うことで児童生徒の「できた!」が積み重なり、自信にもつながります。
机は天板が広く、車いすに乗ったままでもきちんと奥まで入ることができるものを使っている児童生徒が多くいます。上体が入るように天板にカットが施されているため、両肘を天板につけたままで授業に臨むことができ、姿勢が崩れにくくなります。
椅子については、肘置きや高い背もたれがついているものを使っている児童生徒が多くいます。股の部分に突起があり、お尻が座面から落ちないようになっているものもあります。突起がない椅子については、滑り止めシートを座面に敷いています。
児童生徒の実態や活動の場面に応じて、机と椅子を使い分けています。貸し出しの相談も承っているので、本校支援部までお気軽にご連絡ください。また、本校では巡回相談も行っております。詳細については「巡回相談」のページをご覧ください。